『ティンクル☆くるせいだーす』(Lilian)終了

リリアン オフィシャルホームページ


パティシエなにゃんこ』、『プリンセスうぃっちぃず』とそれなりに面白かった
しげた&かんなぎれいコンビの新作。
ゲームの内容はオーソドックスなマップでキャラを選択するADV+
ちょっとしたゲーム性のあるミニゲームと前作から引き続く同じ路線でした。
開発期間はおよそ3年。この時点で怪しいと思うべきだったんですよねぇ。

物語を歩むかはプレイヤー次第!
選んだルートによって、キャラクターの立ち位置が変わり、全く異なる展開をたくさん楽しめます!
ストーリーはおろか、エンディングまでもが千差万別!
繰り返しのプレイでも、全然違うシナリオを楽しめちゃいます。


オフィシャルサイトのゲーム紹介にはこう書かれていました。
当然ヒロインごとに複数のエンディングがあるマルチエンディングを予想するじゃないですか。
たしかにヒロインごとのシナリオに分岐してからも非攻略キャラを選んだ際の
イベントは多数用意されていました。
ですがそのイベントを選んだところで大筋は変わらず、選び続けると起きるのはバッドエンド。
さらにメインヒロイン5キャラのシナリオの大筋もほとんど同じ展開で、
(リ・クリエ&聖誕祭という季節物のイベントがある以上仕方がないんですが)
サブキャラ3人のシナリオは用意されている物の、イベントCGはほとんど無しと言う始末。
期待していたのはこういうゲームじゃないんだけどなぁ。


しかもシナリオの大部分を占める学園生活は単発イベントの連続となるため起伏が無く、
バトルシーンも主人公たちに気負う部分がないため緊張感がカケラも感じられません。
やっぱり前作の後半部分のシリアスな展開が一部の人たちに受けなかったのが原因なんでしょうか?


最後に攻略したアゼルシナリオだけは対立関係や解決すべき問題がはっきりしていたため、
そこそこ面白かったのがせめてもの救いでしょうか。